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中国と日本の冬虫夏草の違いとは?

冬虫夏草にはたくさんの種類があり、日本にも約400種類あると言われています。それでは日本産冬虫夏草にはどのような特徴があるのでしょうか?

日本産冬虫夏草(以下、日本冬虫夏草)は、「特定の昆虫に寄生してキノコを形成する虫草菌類」の総称とされています。日本冬虫夏草は自然薬食微生物研究所や大学、医療機関等にて効能や栄養素について慎重に研究が進められています。一方で、中国の冬虫夏草は「コウモリガに寄生してキノコを形成する天然のOph(オフィオコルディセプス・シネンシス)に限る」とされていて、日本でいう冬虫夏草とは異なっています。中国の冬虫夏草は珍重されたゆえに市場価格上昇と乱獲により、現在ではかなりの高額でないと購入できなくなってしまいました。

また冬虫夏草は文字通り昆虫に寄生し、栄養素を分解していきながらやがてはキノコとして組成していくのですが、何に寄生するかによって種類が異なってきます。蝉にしか寄生しないセミタケや、蜂にしか寄生しないハチタケといったものもあります。どのように寄生するかと言えば、虫にとって外部との接触経路になる口や気門から侵入し、全身を移動しながら脂肪やたんぱく質を分解、成長していきながらついには昆虫が息絶えた後に全身へとめぐっていきます。

想像すると怖く思えてしまいますが、昆虫が良質のたんぱく質であることはすでに周知の事実。そのたんぱく質や脂肪をさらに変性させていく日本冬虫夏草の効能、すごいものがありそうですね。古代中国から珍重されていたのも頷けます。

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