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冬虫夏草とは?

皆さんは「冬虫夏草(トウチュウカソウ)」をご存知ですか? 

一見すると四字熟語なので「何かのことわざかな?」と思ってしまうかもしれませんが、実は滋養強壮に効く漢方の王様とでもいうべきものなのです。

それにしても、ずいぶんと変わった名前ですよね。

「冬虫夏草」。

実はこの名前の由来は「冬は虫となってよく働いて、夏には草となる」というところから派生しています。

「冬は虫で、夏は草?」ますます分からなくなってしまったかもしれませんが、この冬虫夏草は、いわゆる「虫に寄生して成長するキノコ」のことを言うのです。

すなわちキノコが昆虫や蜘蛛に寄生することで、寄生体の体内に菌核し、

さらに頭部や関節部などあらゆる部分から子実体を形成したものを総じて「冬虫夏草」と呼称しています。

成り立ちを聞いてしまうとちょっと怖くなってしまうかもしれませんが、この冬虫夏草はチベットや中国の雲南、四川、上海、甘粛、浙江、湖北などの各省に分布しています。

大きさによって分かれており、「虫草王(チュウソウオウ)」「散虫草(サンチュウソウ)」「把虫草(ハチュウソウ)」の

三種類がありますが、日本で販売されているものの多くは把虫草に含まれるものとなっています。

冬虫夏草は中国においては代表格と言えるほどの優秀な漢方薬です。

とくに注目される働きは滋養強壮、疲労回復などです。

秦の始皇帝や楊貴妃も愛用していたという記録も残っており、その効能は時代を経てもなお注目に値するものとなっています。

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