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冬虫夏草って虫?植物?

冬虫夏草という名前は知っていても、実物を見たことがある方は少ないのではないでしょうか。写真や絵で見る冬虫夏草は干からびた芋虫から草が生えているような姿をしていることが多いと思いますが、それではその生態は植物なのでしょうか、それとも虫なのでしょうか。答えは菌類です。冬虫夏草菌がコウモリガ属の幼虫に寄生して浸食を始め、春から夏にかけて発芽して草のような細い形状になって地表に生えてきたものです。冬の間は虫で、夏になると草のようなものが生えてくると考えられ「冬虫夏草」の名が付きました。冬虫夏草以外にも昆虫に寄生する菌類はあります。中国ではそれらは冬虫夏草とは呼ばれず、「蝉花虫草」や「蛹虫草」などといったように「~虫草」と呼ばれます。しかし日本では総称して「冬虫夏草」と呼ばれています。

天然の冬虫夏草はチベットの3000メートル以上の高地に生息するコウモリガの幼虫に寄生するものが有名ですが、その分高価であることから乱獲され、現在では天然の冬虫夏草の入手は難しくなっています。もちろん、菌類なので虫に寄生させなくても生育しており、安価で大量に売られていたりします。冬の間に虫の栄養分を摂取していない分、字の通りの「冬虫夏草」と呼ぶのは違和感があるかもしれませんが、本物の冬虫夏草は1キロあたり高麗ニンジンの100倍の価格をすることからも高価なことが分かります。安価な冬虫夏草が出回るのも無理はないのかもしれません。

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