健康食品としての冬虫夏草

医療機関や大学で、医薬として研究をされている冬虫夏草ですが、一方で、もっと手軽に摂取できる健康食品としても注目されています。目的は疲労回復や健康増進などです。
それらは、カプセルのような形で、サプリメントとして摂取するケースもありますし、
パウダー状になっていて、水に溶かして飲むか、またはみそ汁やスープに混ぜて摂取するという方法もあります。
冬虫夏草は、基本的にはキノコに分類されるものなので、キノコ特有の香りが、食事に適しているとも言えます。
たいていは、1日の摂取量は1~2グラム程度を推奨していますが、特に副作用もないため、3~4グラム程度摂取しても問題ないと言われています。
冬虫夏草は、アデノシンやβグルカン、アミノ酸や亜鉛などを含んでいますので、
滋養強壮には効果が有りますし、人間が本来持っている免疫力を向上させる働きが有るものです。
日本でサプリメントや食品として販売している会社では、原料となる冬虫夏草菌を中国から輸入して、それを育てるのは日本の工場という方法が一般的です。
確かに、育成する過程が日本の厳しい品質管理の下で行われているとなれば、むしろ安心できるのではないでしょうか。
免疫力を上げることで知られる冬虫夏草は、かつて大きな病気の流行にもその効果が伝えられたことが有りました。
2003年の新型肺炎SARSの流行時に、その免疫力向上の効果が伝えられていました。
直接ウィルスに効くものではありませんが、免疫力が低下している人の補助食品として、今後も注目されると考えられています。
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