冬虫夏草の薬効と副作用

冬虫夏草は漢方薬として広く知られるようになりました。その薬効は、免疫機能の向上が最も有名ですが、他にもコレステロールを下げる機能や肺の機能を高めることなども知られています。
日本では冬虫夏草は薬品ではなく食品として分類されています。しかし、中国では薬品として用いられている通り、漢方薬と考えた方が良いので、その摂取量は薬としての適量が有ります。
天然の冬虫夏草は、お茶のように煎じて飲むのが一般的です。その場合の量は、3.5~5グラムが良いようです。ただし、現在の中国では、輸出を制限していますので、中国の天然の冬虫夏草は入手できません。もし入手できたとしたら、偽物の粗悪品ということになるでしょう。
日本では冬虫夏草の人工培養が可能になっているので、冬虫夏草のサプリメントが入手できます。人工培養が出来ると言っても、まだ多くは作れていないので、他のサプリメントに比べると、高価なものになります。
サプリメントは多く摂取すれば効果が高まるものではないので、決められた容量を守らなければなりません。
冬虫夏草には大きな副作用は報告されていないようですが、胃腸の不快感や口の渇き、吐き気などの報告はあるようです。また、冬虫夏草は免疫機能を上げる働きが有りますので、免疫系疾患の薬を飲んでいる場合は注意が必要です。疾患の薬の効果が悪くなる可能性が有りますので、飲用する前に医師に確認してみましょう。
また、妊娠中の場合の副作用は報告されていないようですが、安全のために服用を控えた方が良いでしょう。
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