冬虫夏草の安全性

冬虫夏草は、かつて一国を統べる皇や世界三大美女が愛したと言われている生薬です。彼らが冬虫夏草をこぞって求めた理由は、不老不死の効果があると言われていたため。さすがに科学が進歩した現在では不老不死の妙薬とはいわれませんが、滋養強壮や免疫力の向上、疲労回復などの効果が期待できる漢方としていまでも多くの愛用者がいます。
しかし、そんな冬虫夏草も多くの人の乱獲により絶滅が危惧されるようになりました。その結果、いまでは1g当たり1万円を超えるほどの高値となっています。
これだけ高価な冬虫夏草ですが、日本では比較的安価な価格で販売されています。なぜかというと、日本では冬虫夏草のもととなる菌が300種類以上存在しているため。さらに、その菌を使い人工培養する手段を持っているためです。
日本製の冬虫夏草の良さは、価格の安さだけではありません。安全性の高さもメリットのひとつとしてあげられます。例えば中国の冬虫夏草を栽培する場合、殺虫剤や防腐剤を使用してはいけないなどの規制はありません。一方、日本では冬虫夏草を育てる環境の安全性や衛生面に配慮しています。清潔な空気や水で作ることはもちろん、温度や湿度、風通しの管理まで徹底しているからこそ高い品質と安全性の冬虫夏草を作り上げることができるのです。
日本人の几帳面さと衛生管理に対する関心の高さにより、安全性の高いいまの冬虫夏草ができあがりました。漢方に興味がある方は、一国を統べる皇や三大美女が夢中になった冬虫夏草を試してみてはいかがでしょうか。
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