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冬虫夏草の不思議な育て方

コウモリガという虫の幼虫に寄生し、成長するコルディセプス・シネンシスという菌がいます。

この菌が成長すると、冬虫夏草と呼ばれるキノコになります。このキノコには滋養強壮や免疫力の増加などの効果が期待できるとして、

古くからチベットや中国で親しまれていました。

日本では、そんな冬虫夏草を培養する特許技術も存在します。

最初にお伝えしたように、冬虫夏草は幼虫に寄生した菌が成長したもの。

島根県では、そんな冬虫夏草の成長方法に着目し生きた蚕を使って、菌を成長させる技術を有しているのです。

また日本で一般的に冬虫夏草と呼ばれるものはバッカクキン科のキノコで、コルディセプス・シネンシスとは種類が異なります。

古来より冬虫夏草と呼ばれていたコルディセプス・シネンシスは絶滅危機にありますが、

日本の冬虫夏草は違う種類なので問題なく生育することができるのです。生育方法は蚕を使ったもののほかに、人工培地や液体培地を使った方法などもあ

ります。

これにより、日本では冬虫夏草を比較的安定して生産することができるのです。

成長した冬虫夏草はその後どうなるのかというと、主に漢方薬として使われます。

中国では食用として使われることもありましたが、その味はほとんどなく、柔らかくもならないため美味しいものというわけではないようです。

また、中国の冬虫夏草(=コルディセプス・シネンシスのキノコ)は希少性が高く1gで1万円を超えることから、食用といて使われることはほとんどなくなりました。

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