冬虫夏草とずいき(芋の茎)の煮物

【材料(2人分)】
冬虫夏草 適量、
ずいき 160グラム、
油揚げ 3枚、
出汁 150cc
【下ごしらえ】
冬虫夏草は5分くらい水で戻し、戻ったら洗っておきます。ずいきは5cmほどに折りながら、スジを取って、水に10分ほどつけてアクを抜いておきます。
【作り方】
1.油揚げの油抜きをします。
ざるに置き、上から熱湯を回しかけます。
油抜きしたものは細切りにします。
油揚げは、そのまま調理すると油っぽさが残りますので、このひと手間が味がしみこみやすく、美味しくいただくコツです。
2.鍋に出汁と、ずいき、油揚げ、冬虫夏草の全ての材料を入れて蓋をして、弱火で10分ほど煮ます。
3.ずいきがしんなり柔らかくなったら完成です。
「ずいき」とは、八ツ頭や赤芽芋などの里芋の葉や茎の部分のことです。
冬虫夏草とずいきは、両者とも古くからある伝統食材として、その薬効が重宝されてきました。
冬虫夏草は不老長寿の万能薬として中国での歴史は長く、近年の研究では多数の栄養素が明らかになっています。
ずいきは日本の昔から、「血の道を流す」と言われ、産後、不足しがちな栄養分を補うための大事な食材でした。
また民間療法としても昔からよく使われていた食材で、不溶性食物繊維やアントシアニンなどの成分が注目されています。
冬虫夏草もずいきも、生の食材としてはなかなか手に入らない貴重な食材です。
しかし、いずれも乾燥した状態で販売されているので、その伝統的な滋味あふれる食材を、ぜひ味わってみてください。
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