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冬虫夏草の有効成分について

中国古来より「万能薬」とされてきた冬虫夏草は、長年の研究によりその効果が科学的に解明されてきました。中でも特に注目されているいくつかの重要な薬効成分があります。

一つ目は、悪性細胞の増殖を阻害すると言われるコルジセピン。これは、日本古来の養蚕技術を駆使して栽培されるサナギタケ冬虫夏草に特有の成分です。腸内環境に影響を与えず、異常細胞の崩壊を促す働きがあるという報告があり、新薬として利用するための臨床実験が現在も続いています。二つ目は、活性酸素除去酵素となるSOD。脳卒中、心筋梗塞などの様々な病気を引き起こす活性酸素を除去する働きがあるとされています。加齢に伴って体は酸化が進んでしまうので、エイジングケアのため欠かせない大切な酵素です。三つ目は、免疫増強物質となるβグルカン。体内にあるマクロファージやナチュラルキラー細胞などの免疫細胞を刺激して、活性化させる働きがあります。四つ目は、抗酸化作用が高いエルゴステロール。その抗酸化作用はレモンの数倍と言われ、動脈硬化や老化を防ぐ働きがあります。またカルシウムの吸収を助け、血液の凝固や体液のバランスを補助します。五つ目は、天然の利尿剤と言われるマンニトール。余分な尿酸の排出を促したり、血流を改善するため狭心症や心筋梗塞の予防などに効果があると期待されています。

その他にも、冬虫夏草にはたくさんのアミノ酸や微量栄養素が豊富に含まれています。古来より不老長寿の妙薬として珍重されてきた冬虫夏草は、現在もその素晴らしい効果が科学的に研究され、食品として、また医療現場などで活用されています。

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