冬虫夏草の副作用について

「冬虫夏草」は無毒性で、本場中国や日本の研究では重篤な副作用はないと言われています。そして、厚生労働省の発表によると、今までの経口摂取する実験などでは「安全性が示唆されている」と定義され、口から適切に服用する場合には特に問題と考えられるような点はない、としています。
そのように冬虫夏草は、古来より様々な効果や効能が期待され、安心して飲用できる貴重な漢方薬です。ただし、摂取の仕方や飲まれる方の状態によってはその作用の現われ方が違います。例えば、冬虫夏草には免疫機能が活発になる作用も考えられるため、免疫抑制剤やステロイドなどを服用している場合には、事前に相談をしましょう。また、妊娠中や授乳中といった場合にも、安全性を判断する情報が充分ではないことから、万が一を考えた場合控えた方が無難です。副作用とまではいかないですが、ごく少数報告されているのは、口の渇きや軽い吐き気、胃腸の不快感などです。しかしこれは、日本において虫草類全てが冬虫夏草と称して販売されるために、安全性が確保されていない別の虫草菌が原因、ということも考えられます。希少な材料である冬虫夏草は、製造元や方法、成分などを確認することが重要です。
世界中で注目される冬虫夏草は、日本ではまだ医療現場での活用が少ないのが現状ですが、副作用のない安心できる貴重な漢方薬として、冬虫夏草はこれから益々多くの人をサポートする、期待すべき存在となるでしょう。
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